【コーヒー豆の選び方】あなたにぴったりなコーヒー豆を見つける方法

自分に合ったコーヒー豆を選んでみたいけれど、探し方がわからない・・・。自宅で豆から選んだ本格コーヒーを楽しみたい!コーヒーが大好きだけど、豆から選ぶのは難しそう・・・。そんな風に思っていませんか?ここでは、これから自宅で自分好みのこだわりコーヒーを楽しみたい方のために、コーヒー豆の選び方と、買う前に知っておくべきポイントをご紹介します。あなたの暮らしが豊かになるようなぴったりのコーヒーがきっと見つかります。

選ぶ前に知っておきたいコーヒーの基本とは?

コーヒー豆

実は、コーヒーは「生鮮食品」であることをご存知ですか?野菜などの生鮮食品と比べるとコーヒーは腐りにくく、保存も難しくないので生鮮食品であるという意識はあまりないかもしれません。ですが、多くの生鮮食品がそうであるように、コーヒーも古くなると品質はどうしても劣化してしまいます。時間と共に酸化を引き起こし、コーヒーの香り成分が揮発することがあります。コーヒー豆の賞味期限は焙煎日から約1ヶ月程度が一般的ですので、通販サイトなどでコーヒー豆を購入する際は、賞味期限に気をつけてなるべく新鮮なコーヒー豆を選びましょう。また、豆の種類や焙煎度、保管方法によっても賞味期限は変わってきますので、よく確認し、開封後はできるだけ早めに使い切ることをおすすめします。これから、コーヒーを日常的に楽しみたいと考えている方は、コーヒー豆の賞味期限や保存方法も念頭に置いて、自分好みのコーヒーライフを送ってください。

焙煎直後が本当にもっとも美味しいの?

コーヒー豆は、野菜と同じ生鮮食品扱いであることはおわかりいただけたと思います。古くなればやはり味わいや風味は劣化してしまいますが、かといってすぐに品質が落ちるわけではありません。実はコーヒー豆は、焙煎してから3日?20日くらい経ったものがもっとも美味しく楽しめる期間だと言われています。むしろ、焙煎したばかりのコーヒーは、コーヒー豆に含まれているガスが焙煎した際に発生し、放出されずに溜まっている状態なのです。そうすると、コーヒーの美味しい成分がお湯に溶け出しにくくなってしまいます。コーヒーにお湯を注いだとき、ポコポコと膨らむのをみたことがあると思います。それはコーヒーが新鮮であることを意味していますが、たくさん膨らむことが美味しい証ではないのです。むしろ、適度にガスの抜けたコーヒー豆の方が、コーヒーの持つ本来の美味しさを十分にお湯に溶け出すことができます。まずは、理屈や難しいことは抜きにして焙煎日から3日?20日程度経ったコーヒー豆を味わってみてください。美味しいコーヒーを安定して楽しみたい方におすすめです。

ブレンドコーヒー?それともシングルオリジン?

コーヒー豆の基本以外にも、知っておいて欲しいことがあります。「ブレンド」というと聞いたことがある方も多いと思います。ブレンドコーヒーは、その名前の通り、いくつかのコーヒー豆を混ぜて作ったコーヒーのことです。では「シングル」という表現はご存知でしょうか?これは、シングルオリジンコーヒーのことで、コーヒーを農場単位で考えます。農園や生産者、品種や製法など、細かく分けて小さくした単位をそのコーヒーの銘柄とするのが一般的です。よくお米などで「顔のみえるお米」として生産者さんがわかるブランドがありますが、それと同じで、産地のストーリー、生産者の顔がみえることがシングルオリジンの魅力のひとつです。「ストレート」とよく混同されますが、ストレートコーヒーとは大きなカテゴリーでひとつの銘柄とされています。例えば、生産国や出荷する地域や港の名前などがそうで、ブラジルが生産国の「ブラジルコーヒー」やモカ港から出荷されたコーヒーの「モカ」などが挙げられます。ワインと同じように、フランス産のワインでもブルゴーニュやボルドーがあるように、コーヒーでも同じブラジル産であっても、農場ごとにその環境や気温に合った品種を その土地の製法で作っているため、個性のあるコーヒーができ上がるのです。

自分好みの「美味しいコーヒー豆」の見つけ方

コーヒー豆

コーヒーの基本はおわかりいただけたでしょうか?次はいよいよ自分に合ったコーヒーを見つける方法をご紹介します。自分好みのコーヒー豆を見つけるには、まず自分の好みをきちんと知らなければ前に進めません。酸味が強いもの、甘味が強いもの、苦みはどうか、どんどんイメージを膨らませてください。そして、次に自分好みのコーヒーのフレーバーを考えてみましょう。フルーティなものがいいのか、ビターなものがいいのか、どちらとも偏らないバランスの取れたものがいいのか、大まかな傾向でいいので考えてみましょう。自分の好みの味を知っているだけで、コーヒーの世界がぐんと広がります。自分の好みがどんなものかイメージできれば、きっと少しずつ、「この味が好きかも・・・」とわかるようになります。

『酸味・甘味・苦み』味のバランスからコーヒー豆を選ぶ

自分の好みの傾向が掴めたら、次に『酸味・甘味・苦み』のバランスを考えてみましょう。自分の好みでいいので、まずは酸味が強めで苦みは少ない方が好き、酸味が強いのは苦手なので甘味がある方が好き、など頭で理解しましょう。特にコーヒーの甘味は難しい項目かもしれませんが、フルーツを思い浮かべるとイメージできるかもしれません。まだ、青く酸味の強い果物、完熟した甘い香りの強い果物の違いがコーヒーの甘さの強さを想像しやすいでしょう。たとえば、「柑橘系のフルーツのような爽やかさで酸味は強くなく、甘みを感じられるようなコーヒー」などとしっかりイメージできれば、自分好みのコーヒー豆を見つけやすくなります。

コーヒーのフレーバーを知ろう

コーヒーの醍醐味はなんといっても風味豊かなフレーバーです。ベリーの香りや柑橘の香りなど個性豊かなフレーバーがたくさんあり、それぞれの味わいに特徴があります。フレーバーと言われて少し難しく感じる方もいるかもしれません。そういった場合は、酸味や甘味にも通じますが、果物をイメージするとわかりやすいかもしれません。「華やかな酸味」と聞いただけではどのような酸味なのか、強いか弱いかを想像しづらいかもしれませんが、「ラズベリーのような甘酸っぱさ」だとよりイメージが湧きませんか?同じ酸味でも、ベリー系なのかシトラス(柑橘系)なのか、甘さが強い方がお好きならドライフルーツなのか完熟フルーツなのか、具体的にイメージすることが大切です。

まとめ

コーヒー豆

今回は、コーヒー豆を選ぶときに知っておきたい基本の知識、そして自分にぴったりの美味しいコーヒーを見つけるためのポイントをご紹介しました。ぜひ、自分の好みの味をイメージしてコーヒー豆を選んでみてください。専門店で買うのは緊張してまだ気が引ける・・・という方は、コーヒー豆の通販サイトをぜひ利用することをおすすめします。通販サイトなら人目や時間を気にせず好きなときにゆっくりコーヒー豆を選ぶことができますし、どんなときに飲むのか、食事と合わせるのか、自分へのご褒美としてなど、用途やシーンを考えながら選ぶのもおもしろい発見があるかもしれません。自宅でコーヒー豆をじっくり選ぶ時間もまた豊かな時間になることでしょう。ぜひ自分の感性に合ったコーヒー豆を見つけて、充実したコーヒータイムをお過ごしください。